BOOK

パート社員が社長さんに伝授
利益を生み出す主婦パートを育てるすごい方法
「すぐ辞める」「仕事を任せられない」
そのような時は、採用と育成の仕組みを変えればいいのです。
著者:鈴木ゆかり・関美分 / 東洋経済新聞社刊 1600円
はじめに
「パート社員は期待どおり働いてくれない」―、そう思っていませんか?
利益を生み出すパート社員・正社員並みに働いてくれるパート社員
「本当にそういうパート社員がいてくれたらありがたい」と思いながらも、
「でもそんなありがたい人なんて、ほんの一握りの話じゃないの?」
「特殊な会社のことじゃないの?」と、あなたは思っていませんか?
本書は、これからパート社員を活用したい、それも主婦のパート社員を活用したいと、真剣にお考えの中小企業の経営者の方にお読みいただきたいと考えています。

著者である私たちは2人ともパート社員です。勤続年数は、鈴木は17年、関は12年です。私たちは、経営コンサルティング会社で、社員研修の講師を主要業 務にしています。また、社内では新人の指導係も担当しています。あくまでもパート社員ですから、ふだん働く時間は午前9時30分から午後5時までです。夕 方の6時には家に戻って家事をしています。私たちの勤務時間は、出産前は9時から16時、子供が小さい時期は9時から15時、子供が大きくなった現在は、 9時30分から17時というように、そのときの状況に合わせて、働く時間を選択しています。

私たちは、研修の講師として出向いた先で、よく「えっ、パート社員なんですか?」と驚かれてしまいます。
そして多くの方が、どうしてパート社員なのかと聞きます。さらにパート社員でもこのように働いていて、「しっかりした会社ですね」ともいわれます。
では、もともと私たちは、意識が高いと言ってもらえるパート社員だったのでしょうか。

答えは「いいえ」です。
鈴木は家から自転車で通えるという理由で、関は経理ができるようになりたいという理由で入社しました。 最初のスタートはこんなものでした。しかし、総 務・経理から始まり、営業を兼務する研修の講師と仕事を経ていくなかで、次第に「利益を生み出すにはどうするか」という意識が生まれてきました。
また、10年前は10名前後だったパート社員が現在では40名に増えました。その間、社内のパート社員の活用を実際にこの目で見、肌で感じ、活用にも携わってきました。

うまくいっているものには、必ず仕組みがあります。

その仕組みははじめからあったものではなく、少しの変化が結果を生み、試行錯誤を重ねるなかで仕組みとして確立してきたものです。
本書では、仕組みをうまく活用することで、利益を生み出すパート社員を育成する方法を書きました。

私たちは今まで研修を通して、受講生の悩みをたくさん見聞きしてきました。そして、たいへん多くの経営者や管理監督者の方が、パート社員の活用で悩んでい ることに気がつきました。研修では、その度にアドバイスをしていたのですが、次第に「悩んでいる多くの方に、うまくいく活用のコツを伝える必要がある」と いう思いが強くなってきました。
今のままパート社員を活用するなかで、試行錯誤を通じて育成のコツをつかんでいくこともできるでしょう。しかし、それには時間がかかります。
本書の読者が、パート社員をうまく活用できるよう、そのコツをお伝えできればと思います。
あなたにとってこの本書が、利益を生み出すパート社員の育成に少しでも役立つなら幸いです。

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